自由に呼吸するように、自分の意志で生きていく。
朝目覚めたとき、自分の内なる声に耳を傾け、その日の行動を決める。
心から「やりたい」と思わないことに時間を割かず、与えられた仕事や社会の期待に自分を無理強いしない。
周りの目など気にせず、疎遠になりたい人間関係は自然と手放し、自分と共鳴する存在だけに囲まれることで、日々はより一層充実したものになる。
好きなもの、心から楽しめるものに包まれて、人生という限られた時間を豊かに彩る。
食事も、美味しいと思うものを選び抜き、身体にとってのご馳走を自分に提供する。食べることの喜びを最大限に享受し、その瞬間瞬間に感謝する。
自己中心的に聞こえるかもしれないが、これは単なる自己満足ではない。
人を助ける喜び、感謝される温かさを知らないわけではない。
しかし、自分が得することで心が満たされると感じた選択もまた、自分にとっての真実なのだから、それもまた積極的に選んでいく。
ただし、そのすべてに「後悔しない」という大きな前提がある。
そのために、常に良心と対話しながら行動を選択する。
自分の価値観に誠実であり続けることで、最後の瞬間に振り返ったときに、自分の人生を肯定し、微笑むことができるように。
人は誰しも異なった軌跡を描きながら生きる。この自分だけの軌跡を作り出す過程で、後悔なき人生を目指す。
それは、紛れもない自分らしさを追求し続ける旅なのだ。
そしてその旅が、いずれ美しい終焉を迎えたとき、唯一無二の物語として胸に刻まれる。
それが「自分の好きなように生きる」ということの真の意味なのかもしれない。