9マスは、マトリックス思考法という考え方の一つです。
以下に、9マスを使って未来予測をするための手順をご紹介します。
手順1:9つのマスを準備する
まずは、白い紙またはホワイトボードに、3×3のマスを作成します。線で区切っても良いですし、9つのボックスを作成しても良いです。私は専用のマンダフルライフというマンダラ手帳を使ってます。
手順2:分析対象を決める
予測したいテーマを決定し、それを中央のマス(センター)に書き込みます。たとえば、未来の顧客ニーズ、市場トレンド、ある製品の展開の可能性などが考えられます。
手順3:外側の8つのマスに要素を書き込む
センターを中心に、上下左右のマスにそれぞれ関連する要素を書き込みます。この時、要素が重複しないように注意する必要があります。たとえば、顧客ニーズについて考える場合、消費者のライフスタイル、経済状況、社会的背景、ライバル企業の動向、商品特性、技術トレンド、メディアの影響、地理的特性などが考えられます。
手順4:8つの要素について分析する
書き込んだ8つの要素について、それぞれの要素がどのような未来をもたらすかを予想して答えを書き込みます。答えは、プラス、マイナス、または未定など、具体的かつ短いステートメントで表現します。
手順5:全体を分析する
8つのマスにそれぞれ予測した答えを書き終えたら、全体を観察し分析します。各要素が相互に影響しあっている場合は、その相互関係を理解し、考えを練りなおして調整します。
手順6:予測結果をまとめる
最終的な予測結果をまとめます。予測される未来の状況に合わせて、必要な戦略やアクションプランを立て、その実行に向けてのステップを計画します。
以上が、9マスを使った未来予測の手順です。この手法は、チームでブレインストーミングする場合にも有効な方法です。