待つことの大切さ
買い物などでたくさんの人が並んでいる。
病院などで診察を待たされる。
注文したのになかなか来ない。
約束時間が過ぎたのに相手が来ない。
交差点で赤信号からなかなか青信号に変わらない、などなど。
待つということと辛抱とは心の状態が違う。
春が待ちどうしいという言い方と、春が来るのを辛抱するというのでは少しニュアンスが違いますね。
こんな時はイライラしませんか?
「待たされる」というのは受け身です。
「待たされる」ことには辛抱が要ります。
だから待つことって嫌な人が多いでのです。
ところが自然界は一定のリズムで動いています。
地平線の彼方に消えていく夕陽も、翌日には
やがて東の空から顔を覗かしてくれます。
種を蒔けばいつ芽が出るかも決まっています。
人生の中でも待っていれば必ず成就することもあります。
物事が成就するには一定の時間が必要です。
ものごとが上手く運ばなかったとしても、慌てずにじっと待っていることが大切です。
慌てるとロクでもありません。
焦ると返って失敗することもあります。
小学生がいくら寝て食べても一気に中学生にはなりませんね。
なんでこんな当たり前のことを話してるかと言えば、当たり前のことを当たり前にやらない人が多いからです。
成功者は当たり前のことを当たり前にやっているだけです。
私たち凡人はあるがままに過ごしていれば上手くいくものを辛抱できず余計なことを始めて失敗するのです。
朝が来て夜が来る。
何一つ無駄なことなどありませんね。
待つことは大きく飛躍するための準備期間です。
待つことの大切さを、もう一度噛みしめたいものです。