時空のコントロール

時空のコントロール

時空のコントロール

「時間」を中心に意識している人と、「空間」を中心に意識している人では、
未来に対する心構えが違ってきます。

「時間」を中心に考えている人は、刻々と過ぎ去っていく人生や仕事に焦りを感じます。
「空間」を中心に考えている人は、「時間」に縛られないので、そんなに焦りはありません。

「空間」は移動できますが、「時間」は移動できません。

しかし、主観的時間は延びたり縮めたりすることが出来ます。
時間と空間は一体なので、過去や未来を想像する主観的空間に合わせて時間を移動させるのです。

田園風景がどこまでもつづく広々とした田舎や自然の中では、主観的時間はゆっくり進みます。
空間が広いほど時間の進みが遅くなるということです。

日常空間(仕事場)は、狭いので時間が早く進みます。

そこで「空間型」の人は、目の前の仕事に集中してやらないと、いたずらに時間が過ぎていきます。
「時間型」の人は、主観的空間(想像で)を広げることです。

「時間型」の人は未来の理想的な自分をイメージしたり、大草原や大海原をイメージすることです。
そうすることによって、時間の束縛から少しでも逃れることが出来ます。

左脳は時間認識する脳で、右脳は空間認識をしています。
空間型の人は論理的にものごとを考えるようにして、時間型の人は瞑想などして直感を養うことです。

このようにして両脳のバランスをとることが必要です。

ところで、主観的時空と物理的時空は関係あるのでしょうか。

結論からいいますと、関係があります。
ただ、物理的な時空はアインシュタインの「相対性理論」を理解する必要があります。

物理学は空間の性質によって時間は伸びたり縮んだりしていることを証明しています。
物理的時間は生理的時間(生物は時間と共に死を迎える)と関係していますね。
生理的時間は主観的な感情や感性などに影響を与えます。

時空の話をさらに突っ込んでいくと大変難しくなります。
興味のある方は専門書を紐解いてください。

「時空のコントロール」の話は、日頃、当たり前に思っている「時間」や「空間」
に問題意識をもって頂くためです。

人生は生まれてから死ぬまでの時間と、生きている時代や環境を如何にデザイン(創造)
するかということです。

その基礎になる時間空間の概念の違いによって、生き方が違うということ。
そんなことを投げかけてみたかったわけです。