脳は空間的にどこにでも飛んでいける

脳は空間的にどこにでも飛んでいける

脳はどのようにデータ処理しているのか

何かを思い出す時に脳はどのように検索しているのでしょうか。

何かを思い出すときに時系列にそって思い出しているわけではありません。

二日前の夕食に何を食べたかを思い出すのに時間を遡りながら二日前にたどり着くようなことをしませんね。

また小学校時代を思い出すのに、今から順番に時間をさかのぼって思い出すわけではありません。

一気に小学校時代を思い出しますね。

いつでもどこでも一気に目的に飛んで思い出すことが出来ると言うわけです。

未来もまた同じように考えます。

一気に3年先、10年先に飛べばいいのです。

それを時系列で順番に3年先、10年先にたどり着くわけではありません。

未来の設計図の全体をイメージしておくと何年先にでも飛ぶことができます。

今年はこれをして、来年はこれをして、なんて考えるのは時間軸で未来に行こうとしているのです。

未来が一枚の絵だとすると、見たい部分にいつでも飛んでいけます。

これは「空間的発想」です。

左脳は時間軸に沿って考えますが、右脳は全体を空間で考えます。

空間的発想は感覚なので、言葉で話していても分かりぬくいのでたとえ話をします。

これからDVDの映画を見ようと想像してみて下さい。

最終場面を見たければ一気に終わりの場面に飛ぶことができますね。

あなたは自分の人生ドラマを創作しておけばどこにでも飛んでいけます。

もちろん人生ドラマの主人公は自分です。

最初はぼんやりしたドラマの構成ですが、毎日考えているとだんだん鮮明になり、すばらしい作品に仕上がるようになります。

時間を空間に置き換えるとはこういうことです。

空間的に発想すると因果関係に縛れません。

日々の生活の中でタイミングを合わせながらやりたい時にやればいいのです。

瞑想をしていると空間型になります。

日本人は空間型の文化なのです。右脳優先型の民族です。

だから時系列に沿った「目標」でなく、いかに生きるかという「志」を心に秘めながら人生を送っていたのです。