因果の法則

因果の法則

因果関係の話は難しいですね。
直線的な原因と結果などあり得ないのですが、人は誰でも原因を作って未来の結果に結びつけようとします。そもそもその発想が間違っています。

難しい説明は避けますが円環的因果律というものがあります。
円環的因果律とは、原因と結果が無限の循環を繰り返す因果関係のことを指します。

これは、1つの出来事が他の出来事を引き起こし、次の出来事がまた別の出来事を引き起こすなど、ループ状に因果関係が進行していくことを意味しています。

「映画を見に行く」という未来を設定してから、映画鑑賞の期日、場所、時間などを決めていきますね。

未来の結果(映画を見る)にあわせて、見るための原因(行動)を作っているわけです。

『運動をしたら(原因)健康になった(結果)』

一見因果関係は成立してるようでうが、よく考えてみれば、「健康になる」という未来を設定して「運動」(原因)を実行してることになりかせんか。

すべてのことは、未来の目標にあわせて、その目標を達成できそうな「原因」をつくり行動しているわけです。その原因が無数にあると思ってください。

だから同じ原因を作っても、同じ結果を生み出しません。
別の表現をすれば、二人の人が同じ目標に向かっても「原因」つくりはそれぞれ違っているということになります。

同じ「原因」で同じ結果を生み出しませんね。

成功者の体験(原因)を自分が実践して同じ「結果」を得ようとしてもできません。

なぜならまず、成功者と同じ「原因」すら作れないからです。

「運動」(原因)をしても誰でも健康(結果)になれない訳ですね。

自分なりの健康法(原因)を見つけるしかありません。

未来の理想的な自分から「今」を見るのと、過去からの延長戦で未来を見るのとは大違いです。

自分で勝手に作った因果の鎖から解き放しましょう。